面白法人カヤックのインターンに行ってみて。

 

 他の方が面白法人カヤックさんのインターンの記事を書いていらっしゃったので自分もそのテーマで書いてみようと思った

のと、インターンをしてみて自分に色々足りてないものが沢山あることに気付かされたので戒め的な意味と、この気持ちを忘れないように書きます。

そして長いです。許してください。

(勝手に色々とリンクを繋げてしまいすみません。問題ありましたら消します。)

 

 

・私について

高校生の時にグラフィックデザイナーに憧れて大学は関東五美大のデザイン学科に入学。

現在4年生。私が関わった先生たちは主にポスターとか「紙物」中心に作っているデザイナー。

デジタルよりアナログ!って考えの方たちだし、アニメっぽいイラストは余り宜しくないっていう考えの人が多い(と思う)

(「webとかIT系とかゲームに興味がある」と相談しても「私よく分からないのよね。まあ頑張ってね。」と言われる。)

割と色んな物に興味を持って色々作る。デザフェス等ではアクセサリーやグッズを作って売ったりもしていた。

2次創作に没頭していた時は偶然イラスト投稿サイト経由で単発でソシャゲのイラストの仕事が来たりもした。

結果、アレコレ色々あってソーシャルゲームのデザイナーを目指すことになる。

 

 

・大学の課題をこなしていく内に変わったこと

最初は有名なデザイナーのようなカッコイイグラフィックが作りたい!っていう漠然とした考えのままポスター作ったりパッケージデザインとかブランディングとかやったり、

なんとなく出したコンペで賞貰ったり、学校の先生に評価されていく内に

自分が作りたいのは「ユーザー目線に立って作るデザイン」だと気付く。

この時点で既に、紙を使った作品をカリキュラムの都合でずっと作っていたせいで

嫌になってきていて漠然とweb系(アプリも)とかもいいよな…って思うようになる。

(自分の企画・アイデア力とか伸ばしたかったからブランディングデザインの授業取っていたっていうのもあるけど)

 

 

・私とカヤックさんの出会い

最初(1年前):クライアントワークのイメージが強い

「ちゃんりお」とかバズる力が凄い会社。

あと企業HPを流し見していたときに「なんだかよく分からないけどウェブデザインが切り替えられる凄いギミックを持つHP」の会社。

正直、ゲームアプリを作っていたのは後々知りました。

 

今:大学4年就活中に、就活イベントや就活サイトで作品を見て頂き、偶然2回もお声がけ頂き、トントン拍子で面接が進み最終のインターンシップ選考にまで至る。なので私の場合、ウェブページからインターンシップに応募した訳ではない。

 因みに今回参加した期間は8/1~8/4の四日間

 

 

インターンシップを経て

カヤックさん以外にも去年、2社ほどソーシャルゲームを提供している会社に短期インターンシップで参加。

その時に初めてゲームのUIデザインを制作し、UIデザインの面白さを知る。しかし、まだその頃「イラストやキャラクターデザインがやりたい!」っていう願望の方が強かった。でも、インターンシップをやってみてUIの大切さを理解し、メンターの方のアドバイスに従い、片端から色んなスマホゲームをプレイする。

 

「操作しづらいじゃん!!」「なんでこんなところにボタン置いたんだよ!!!」「チュートリアルないと分からないじゃん!!」

 

っていう不満が沢山でてきて次第に「いっそ自分がUIデザイン作るか」って思う。

そんで学校の課題の傍ら、見よう見まねでゲームのUIデザインしたり、パーツの模写とかトレスとかしてみるようになる。

 

それから月日が経ってカヤックさんの最終選考インターンに参加。

どんなことをしたのかっていう詳細は書けないが、ざっくりしたことを書くとゲームのUIデザイン(一部)等を制作。

 

それまで、「キャラデザやイラスト描いたりUIデザインやったり色んなことがやれるデザイナーになりたい!」って思っていた。

だけど、実際に社員の方たちと同じ空間で過ごし、制作をしていく内に

 

 

「自分はイラストとか描くのは向いていない」「やっぱり自分がやりたいのはユーザーの気持ちに立ってより良いデザインを考えて作ること」

 

 

なんだと気づく。 

あと、制作の進め方やスキルや知識不足、コミュニケーション能力の大切さも痛感した。

 

なんかもう、自分に足りない物や「気付けなかったこと」に気付いて

インターンシップを終えてから「私は、この4年間一体何をしていたんだ…?」っていう後悔にメチャクチャ襲われた。

友達には「ちゃんと去年インターンシップ行ったりして行動してるじゃん」とか言われたけど「逆になんで皆行かないの?」って思ってしまった。

 

 

確かに、去年インターンシップに行ってUIデザインという存在を知り、大切さを学んだ。得たものは多い。

 

でも、「実際の仕事場」に身を置くのと置かないのとでは全然違う。

 

去年、インターンシップに参加した会社はどちらとも、大きな会議室にインターン生を集めて、その場で課題を制作するタイプだった。メンターの方たちが定期的に回ってきたりして意見やアドバイスを貰い、最終日に講評をするという流れだった。

 

だから、会社の中には居るが、実際の仕事場で社員の人達がどのように仕事をしているのかは知らなかった。

 

だから、カヤックさんのインターンシップに参加してみて正直驚いた。綿密に何度もスケジュール管理や進捗報告をしていて圧倒された。

学校だとグループワークが全くと言っていいほど無いから余計に。

 

もし、これから短期インターンシップに参加したいなって思うデザイナー志望の方がいるなら、実際の仕事場でやらせて貰える所をお勧めする。(私の二の前になるぞ)

 

 

話が脱線したので戻すが、

カヤックさんの最終選考のインターンシップに参加してみて、結果的には落ちてしまったけども

「私を落としたカヤックを呪う」とかそういうネガティブな感情は全くないし、

むしろ「こんな貴重な経験をさせて頂いた上に、色々気付かせてくれて有難う」っていう感謝の念しかない。

 

強いて言えば「あの8月の忙しい時期ではなく、別の時期にもっと長期間インターンシップに参加させて頂きたかった」

「もっと早くカヤックさんのインターンに参加したかった」ってくらいだ。

 

きっとそうすればもっと社員の方々と話したり、制作を通して色々得られたんだろうなと思う。

正直、正社員じゃなくていいからインターンでもアルバイトでもなんでもいいので、もう一度身を置かせて貰えないかな

とか

インターンシップでお世話になった方(特に越後さん岩瀬さん)とは正直インターンシップ期間中、デザインに関するお話など全然聞けなかったので色々と聞きたい

なんて今でも思う。

 

もし、この記事をカヤックさんの誰かに見て頂けていて、検討していただけるなんてチャンスないかな(無いです)

 

 

因みに「自分がやりたいのはユーザーの気持ちに立ってより良いデザインを考えて作ること」に気付いてから

今現在、UIデザイン志望で就活を続けている。

自分の周りにUIデザイナーやWEBデザイナーの方が居ないから全然よく分からないまま就活をしていて正直、怖い。就職が決まらず、そのまま卒業って未来も見える。

 

実際に、中々就職決まらないし、自分の駄目さ加減にメチャクチャ、メンタルがやられて病んだけれども、とりあえず結果はどうあれ「精一杯やった!」って胸を張れるくらいには就活を続けてみようと思う。

 

あと来年以降、私のように学校の授業と「やりたいこと」とのギャップや

相談したくても周りに詳しい人とか居なくてできない環境 が少しでも改善されたらいいなと切に願う。

 

 

 

以上、ここまで読んでいただき有難うございました。

 

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